コラム

Talk with編集部が選ぶ、「DAIKEI 2032」につながる本学の歴史を知る、おすすめ記事。

100周年ビジョン「DAIKEI 2032」を教職員のみなさんにより深く知ってもらう推進サイトとして、2020年に始まった「Talk with」。多くの教職員、学生のみなさまにご協力いただき、本学の強みや魅力、100周年に向けた展望についてお話をいただいてきました。今回は9月30日に創立記念日を迎えるにあたり、本学の歴史に関するおすすめ記事を4本、そして未来に向けた学長メッセージ記事をご紹介します。


本学の軌跡をたどる

はじめは、本学の源流をたずねる記事です。本学はどのように生まれ、どのような変遷をたどって現在に至っているのでしょうか。記事では、本学の前身である諸校の歴史とともに、学園の再建に深くかかわった黒正巌博士の業績、教育観などを紹介しています。建学の精神として本学に受け継がれている「自由と融和」とはどのような言葉なのか、その精神を通じて醸成された草創期の学風とは。今につながる本学の幕開けをご覧ください。


次は中小企業・経営研究所についての記事です。1963年、本学は中小企業経営研究所(現:中小企業・経営研究所)を開設し、日本の中小企業研究の先駆けとしてこの分野の発展に寄与しました。記事では開設の背景となった社会状況や、文献資料の網羅的収集を行った成果などを紹介しています。また、人材育成、産官学連携、アウトリーチなど、現研究所がこれまで積み重ねてきたネットワークや知見を活かした取り組みについても伝えています。


次は2023年に開所90周年を迎えた、日本経済史研究所を紹介する記事です。黒正巌博士とその師・本庄栄治郎博士、菅野和太郎博士等が中心となり開設した研究所の主な事業の変遷を紹介しています。前編では、機関誌『経済史研究』の発行、図書の編纂・出版など、さまざまな事業を展開した開設当初から戦後の再出発までを振り返り、国内外の研究者に存在を知らしめた研究所が果たしてきた役割とはどのようなものだったのかを伝えています。


日本経済史研究所を紹介する記事の後編では、1990年代後半から現在までの活動を、いくつかのトピックを中心に紹介しています。1990年代後半から2000年代前半は、21世紀を展望する新たな経済史研究をめざして活発な活動が行われるようになりました。その後も公開講座「黒正塾」をはじめ、「経済史文献解題データベース」の開発、中国や韓国の研究機関との交流など、時代の変化に応じた経済史研究の可能性を追究する姿を伝えています。


新第二次中期計画に込めたメッセージ

本学の歴史をたどった最後は、100周年に向けた今と未来を考えるために、2024年4月に公開した山本俊一郎学長からのメッセージを紹介します。こちらの記事では、新第一次中期計画(第一次中計)に基づいて進められてきた、さまざまな創発の土台づくりの成果を振り返りつつ、大学間や産官学連携、研究機能強化といったテーマに焦点を当て、2024年度から始まった新第二次中期計画(第二次中計)に込めた山本学長の想いが語られています。


いかがでしたでしょうか。本学のはじまりと、本学の個性を象徴する存在である中小企業・経営研究所と日本経済史研究所のあゆみを振り返ってきました。「DAIKEI 2032」の4つのビジョンに関連するキーワードやその歴史の流れを、随所で感じ取っていただけたのではないでしょうか。これまでの歴史を胸に、100周年を迎えることができればと思います。

理解・納得した