【2024年記事ランキング】参加者・読者のみなさんと歩んだ「Talk with」この1年をふり返る
100周年ビジョン「DAIKEI 2032」を教職員のみなさんにより深く知ってもらう推進サイトとして、2020年に始まった「Talk with」。多くの方々のご協力のもと、学内外で活躍する学生、教員、職員の取り組み、そこから生まれる創発についてお伝えしてきました。この1年、どのような記事が注目されたのでしょうか。今回は記事にいただいたリアクションも含めて、ふり返っていきたいと思います。
1年を通した注目記事ランキング
はじめに、2024年に公開した記事で閲覧回数が多かったものをご紹介します。
■ 5位 地域、学生、研究、三方よしの官学連携
人間科学部の若吉浩二先生が子どもの体力向上を目的として実施した、官学連携事業についての座談会です。プロジェクトは走力向上の取り組みから水泳教室へと発展、研究にもつながりました。若吉先生、山本俊一郎学長、若吉ゼミの岩崎那南さん、そして能勢町教育委員会の川本重樹さんにもご参加いただき、どのような信頼関係の構築や成果があったのかを伺いました。
■ 4位 学生一人ひとりのキャリア形成のために
教育ビジョンの実現に向けて、進路支援部長の望月久義さんに部署での取り組みを伺った記事です。どのように学生にアプローチし、サポートにつなげているのか、そのサポートにはどのような考えが反映されているのか。採用が早期化する社会状況のなかで、学業との両立や卒業後のキャリア形成も見据えた取り組みの数々は、ビジョン推進のヒントとなりそうです。
■ 3位 トップを走るゼミ活動の舞台裏
2023年「ISFJ(日本政策学生会議)」で最優秀政策提言賞を受賞した経済学部・岡島ゼミについて、岡島成治先生にインタビューを行った記事です。2024年のISFJでは優秀賞を受賞、12月には「WEST論文研究発表会」で最優秀論文、優秀論文に選ばれたというニュースも飛び込んできました。ハイレベルなコンテストで結果を出し続ける研究活動やそのプロセス、その根底にある岡島先生の思いを語っていただきました。
■ 2位 チームとしてより高い目標へ立ち向かうには
2024年の全日本大学駅伝対校選手権大会では18位と健闘し、関西においてトップクラスの実力を誇る陸上部。主将の新博貴さんと、コーチを務める木村哲也さんの対談記事です。「良いチーム・勝てるチームとは」をテーマに、これまでチームがどのように変化してきたのか、関東にひしめく強豪校と戦うために、意識をどう高めていくべきかをお話いただきました。
■ 1位 プロ入りを支えた指導者と選手との創発
2023年に阪神タイガースからドラフト指名を受けた津田淳哉さんと、硬式野球部の髙代延博監督の対談記事が1位となりました。高校までは選手としてなかなか芽が出なかったという津田さんですが、髙代監督との出会いにより大きく成長したといいます。それにはどのような背景があったのでしょうか。指導者として髙代監督が大切にされている「目配り・気配り」にも迫ります。
編集部のおすすめ記事もご紹介!
上記のランキングには惜しくも入らなかったものの、編集部からぜひご紹介したいのはこちらの二つ。いずれも教育ビジョン「自ら学びをデザインできる学生を生み出す」ためのヒントが見つかるかもしれません。
一つは、本学が『日経キャリアマガジン価値ある大学 就職力ランキング2024‐2025』で全国19位、近畿の私立大学で1位となったことを受け、キャリア教育・支援に携わる教職員と山本学長にお話を伺った座談会です。そもそもキャリアとは?という基本的なところから、変化の激しい現代社会の中、取り組みに奔走される教職員の方々の取り組みをお話いただきました。編集部メンバーの学生時代とはまったく異なるそのあり方が印象深い座談会です。
もう一つは、学生ピア・サポート団体DOGsの役員メンバーと、バックアップを行う教育・学習支援センター職員との座談会です。2024年度の新入生オリエンテーションでは、数日間にわたるプログラムの企画・運営をやり遂げたDOGs。発足から3年でここまでチームが成長できた背景には、職員の学生への熱い思いや適切な環境づくりがあったようです。リーダーとして奮闘した学生の言葉にも目を見張るものがありました。
あたたかいコメントに感謝を込めて
「Talk with」では各記事に感想をお送りいただくことができ、学外の方、卒業生の方からもコメントをお寄せいただいています。お声は、取材を受けていただいた方々の大きな励みとなります。ここではいくつか印象的だったコメントをご紹介します。(個人を特定できないよう、元の意図を尊重しつつ配慮した形で掲載しております)
まず熱いエールがたくさん寄せられたのは、部活動を題材とした記事です。硬式野球部の対談には「髙代監督がすごい方だと再認識しました」「卒業生です。礼儀礼節を重視しておられる監督の元だからこそ、津田君の成長があったのだと改めて思いました。これからも大経大の活躍を期待しております」「選手一人ひとりのことを見ようとしているのが刺激になりました」。陸上部の対談には「母校の名前があると、必ず見ています」「主将、チームの弱点も理解していて期待しています。地方から応援しています」など、あたたかいお声をいただきました。
また進路支援部の望月さんの記事には、「いつもお世話になっている望月さんの学生に対する気持ちを深く知ることができ、就活を最後までがんばろうと思いました」「熱量の高さに感銘を受けました。すばらしいです!」「手厚いサポートを受けることができる大阪経済大学に入学してよかったと思っています」と、在学生からも多くのコメントがあり、その反響の大きさに驚きました。
そのほか、図書館・研究所・社会連携課長の大塚好晴さんの記事には「気づきをいただきました」というコメントもいただきました。
「Talk with」をコミュニケーションの場に
注目された記事やコメントから1年をふり返ってきました。今年も「Talk with」を支えていただき、本当にありがとうございました。
「Talk with」は、学内外の読者と取材にご協力いただいた方を、記事を通してつなぐコミュニケーションサイトとして、今後さらに交流を増やしていきたいと考えています。
記事には、コメントよりも気軽に「共感した」「理解・納得した」とワンクリックで伝えられるリアクションボタンも設置しています。みなさまからいただいたリアクションは、取材にご協力いただいた方の熱意や取り組みを広げる大切なエールとして、またこのような場で共有したいと考えています。みなさまのご参加が、つながりや交流を活性化していく力になります。今回ご紹介した記事にもぜひ、コメントやリアクションをいただけるとうれしいです。
2025年も、引き続き創発を生み出す活動を取り上げ、そのヒントをお届けしてまいります。活動を推進される方々への応援をどうぞよろしくお願いいたします。